敷金・礼金・保証人不要のUR(旧公団住宅)だが、
地域によっては空室が目立つ為に、リニューアルが進められている。
外観だけでなく、隙間風のひどいアルミサッシも取り替えがなされる等
徐々に改善がなされている。
一方で、手つかずとなっているのは、アスベスト(石綿)の問題である。
アスベストは断熱効果が高い為に浴室の天井等に使われているが
除去されずに塗装等で露出しないように処理されているだけの場合もある。
除去するとなると、飛散を防止する為に大がかりな作業が必要となる為である。
当然日常生活では問題とはならないが、地震で建物に損壊が生じた場合、
アスベストが露出して飛散する危険性があるということが大きな問題となる。
事実、30年6月の大阪北部地震では公共の建物が損傷してアスベストが露出し
住民が使えなくなったという事例が問題となっている。
アスベスト使用の有無・有の場合、どのような処理がされているかについては、
URのホームページに記載されているので是非確認して頂きたい。