リールは利き手で巻く方が良いのか? その次の世界へ

右投げ・左巻き、右投げ・右巻き など

特にベイトリールを使う際には、どちらのスタイルにしようかと

迷っている方もおられると思います。

スピニングリールは付け替えができても、ベイトリールはできませんからね。

スピニングタックルの場合、右利きであれば、右手に竿を持って

左手でリールを持つ場合が多い様です。(左利きはその逆)

特にスピニングリールはキャスト後にべイルを反したり(オートで反らないことがある)

フォール中に指で出て行くラインでアタリを取る際などに、いちいち持ち替えていたら

忙しいし、アタリを取り逃がす気がします。

ベイトリールで利き腕で巻くことが推奨されるのは、巻くスピードが一定にできる、

巻き感度が上昇するというメリットがあるからだそうですが

個人的には疑わしいと感じています。

利き腕の方が他の動作では、使い慣れているかもしれませんが、

かと言って利き腕が使えない訳ではありません。

例えるなら、通常野球は利き腕でボールを投げて、利き腕でない方でグローブで

ボールを掴みます。

ボクシングでは利き腕で威力のあるパンチを打ち、反対側の腕で距離を測ったり、

相手をけん制するパンチを繰り出します。

サッカーでは、両足でドリブルをして、左右どちらでもシュートを繰り出す選手はザラに

いますよね。

要は、両手の役割を分業することで、それぞれ特化した能力を発揮することが

人間にはできる筈だと私は言いたいのです。

今まで利き手しか使っていなかった人は、利き手の方が器用に動きやすいでしょうし

神経も発達しているでしょう。

でも、利き腕で無い側の手でも、使えば器用に動くようになります。

この事は、利き腕をケガや脳梗塞などにて使えなくなった際に、利き腕交換と言って

病院でリハビリがなされることで、日常生活で問題が無いレベルまでの動作を獲得すること

が可能であるという事実が証明しています。

私たちの精神や体には高度な能力が眠っています。

今まで利き手の反対を使うことが苦手だと思っておられる人こそ

左右の手でのロッド・リールの分業スタイルをお勧めします。

末端の神経が発達するということは、脳神経も発達することを意味します。

釣りの技術だけでなく、人間のいろんな可能性が開花することで、人生の、

また違うステージを垣間見ることができると思います。

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