釣りを趣味としている人向けに、こんな記事を書くのも何ですが
釣りは一言でいえば、残酷な遊びです。
特にルアーフィッシングなどは、まるでスポーツのように表現されることがありますが
実際はハンティングと表現する方が適切でしょう。
ゲームフィッシング・魚との知恵比べ・魚に遊んでもらう、等々
色んな表現をする人が居られますが、
全て人間側の一方的な理屈です。
魚からすれば、エサを摂る行動や外敵を追い払う行動、あるいは興味本位で咥えたに過ぎなくても、
有無を言わせずに巨大な針を口に刺されて、魚自身よりはるかに巨大な人間によって
一方的に引っ張りまわされ、水中から空気中に放り出されます。
自然界は弱肉強食ですから、仕方ないことかもしれませんが
趣味の釣りの目的の多くは、食料確保ではなく、娯楽であることを考えると
残虐な行為であると言わざるを得ません。
もっとも、カモは矢で撃たれたら動物虐待と言われるのに
魚は釣り上げて堤防に捨てられても何も言われないという
おかしな現実もある訳ですが・・・。
しかしながら、法的に罰則が無く
魚をいじめ・死に至らしめることは虐待ではないという
社会通念が有効な間は、
釣りをする人が、「自分は残虐なことをしているんだ」
「魚をいじめて楽しんでいるんだ」と
言う自覚の上で釣りをされるのであれば良いのかなと思います。
くれぐれも、「釣りをスポーツと捉えている人」や、「釣り人は自然や魚を愛していると等と
釣り人に対して好意的に考えてくれる人」は、多くは無いということを
わかった上で、自分の取る行動を自己責任で決めて頂ければ良いのかと思います。