釣りに行く際、釣竿やリールは重要視されると思いますが
ないがしろにされがちなのが帽子です。
ファッションや髪形を気にして帽子をかぶらない方もおられるかもしれませんが
帽子があるとないとでは釣果だけではなく安全性にも大きな差が生まれます。
目次
魚が格段に見つけやすくなる
せっかく偏光グラスを使用していても、偏光グラスの隙間から光が入ると、水面はみづらく
なってしまいます。
偏光グラスを使用して魚を見つける為には、ツバのある帽子を必ず被ることが必要です。
そうでなければ高性能の偏光グラスを使う意味がありません。
熱中症のリスクを下げる
夏場の太陽光線は大変強く、帽子を被っているかいないかで、体温上昇の度合いは
大きく異なります。
危険な太陽光線から目や皮膚を守る
サングラス、偏光グラスを使用しても、100%紫外線をカットできる訳ではありません。
紫外線にはUV-A・UV-B・UV-Cと種類があり、サングラス、偏光グラスがカットするのは、
主にUV-Aの領域です。UV-B・UV-Cはオゾン層で遮られ、地上に到達するエネルギー量は
少ないと言われてきましたが、オゾン層の厚さは一定ではなく、UV-B・UV-Cが危険なレベル
で降り注いでいる場合やエリアもあるようです。
ツバのある帽子を被ることで顔面に当たる太陽光を一定遮ることができますし、
全周にツバがあるハットタイプであれば、耳や首の日焼けも防ぐことができます。
個人的には断然全周にツバがある帽子がおすすめです。
他の釣り人からの視認性を上げる
視界の開けた場所ならまだ良いですが
草木が繁っている場所では、他の釣り人が居ても気付きづらいことが
あります。
誰もいないと思って草木のカバー越しにルアーをキャストしたら
他の釣り人に当たってしまった、フックが刺さってしまったという事故も起こり得ます。
木陰から顔だけ見えていても、髪の毛や顔の肌色は、枯れ木などに紛れてしまい、
気づきにくいのです。
帽子は人工物で直線と曲線が組み合わさったシルエットですら、草木の中でも
違和感として目立ちやすいのです。カラーも出来れば、淡い色よりははっきりとした色の
方が、他人からの視認性が高くなるのでおすすめです。
ルアーやフック、シンカーから物理的に守る
帽子は薄い布でも、装着時に頭部との間に空間を作る為、ルアーやフック・シンカー等による
直撃と比較すると、頭部を守る効果があります。
より防御力を高めるには、帽子の内側に入れることができるインナーヘルメットの併用も
有効です。