魚釣りが好きな人と、そうでない人との間で時に議論となるのが
「魚がかわいそう」という話だ。
たしかに釣りという趣味は、魚の口に鋭い針をひっかけ、突き刺して、水中から空中に
抜き挙げるという、残虐極まりない行為だとも言える。
しかし、釣り人は平気な顔をして笑顔で魚を釣り上げる。
世の中もそうだ。
「矢ガモ」がニュースで取り上げられることはあっても
魚が口に針を刺されることは問題にもしない。
人間にとって、魚は一体どのような存在なのだろうか?
食料であり、鑑賞用であるという点では狩猟の対象となる動物と変わらない。
鳥やシカ、クマなども同じだろう。