釣り針・ルアーフックには、ほとんどの場合「かえし」「バーブ」が付いていますが、
まさかそのまま使っておられませんか?
釣り針・フックのかえし・バーブは、取り除いて使うのが基本です。
もしくはバーブレスフックに交換して使いましょう。
魚に与えるダメージが大きくなり過ぎる
当然ですが、針が抜けづらいように「かえし」が付いているのですから、
抜くためには、組織を破壊して針を取り外すことになります。
当然出血量も多くなりますし、感染による病気や死亡の可能性も高くなります。
場所によっては致命的な傷を与えることもあります。
特に、針を飲み込まれてしまった場合、魚を殺してしまうことは避けられないでしょう。
釣った魚は全て食べるのであればかまわないのかもしれませんが
小さすぎる魚や対象魚以外の魚も釣れる可能性を考えると魚に不要なダメージを
与えることは避けたいものです。
針・フックが、人間や衣類に刺さる可能性が高い
特にトレプルフックを複数装着したルアーなどは、ふとしたはずみで衣類に刺さったり
バッグに刺さることが良く起こります。
衣類に刺さると、繊維を引きちぎらないと抜けませんし、刺さり方によっては
衣類を少し切るか、ペンチなどを持っていればフックを折る、かえしをつぶす必要が生じます。
もっとも深刻なのが、人体に刺さった場合でしょう。
皮一枚なら、一度抜いてから、かえしをつぶす・折るという方法もありますが
深く刺さると、病院へ行って処置や手術を受ける他なくなります。
手や足ならまだしも、頭や顔に刺さる可能性もあると考えると恐ろしいですね。
百歩譲って、自分の不注意で自分に刺さったなら自業自得ですが
もし他人に刺さってしまうと、多分傷害罪に問われます。